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セキュリティ運用・管理 2026.08.13

なりすましメールを見抜くには?中小企業で確認したい基本ポイントを解説

なりすましメールは身近なリスクになっている

なりすましメールは、
中小企業でも注意したいセキュリティリスクの一つです。

たとえば、

・取引先を装ったメール
・金融機関を装ったメール
・クラウドサービスを装った通知
・配送業者を装った連絡
・経営者や上司を装った指示

などがあります。

以前は、
日本語が不自然だったり、
見た目が明らかに怪しかったりするメールもありました。

しかし最近では、
文章が自然で、
一見すると本物のように見えるメールも増えています。

そのため、
「文章がおかしくないから安全」とは言い切れません。

なりすましメールとは何か

なりすましメールとは、
実在する会社や人物、サービスを装って送られるメールのことです。

目的はさまざまですが、
多くの場合は次のような行動をさせようとします。

・偽のログイン画面に誘導する
・IDやパスワードを入力させる
・添付ファイルを開かせる
・請求書や見積書を確認させる
・振込先を変更させる
・急いで対応させる

特に業務では、
取引先や社内関係者を装ったメールに注意が必要です。

普段やり取りしている相手の名前が使われていると、
つい信じてしまいやすくなります。

しかし、表示名や本文だけでは、
本当に相手から届いたメールか判断できないことがあります。

CEO詐欺にも注意する

最近は、
経営者や役員を装ったメールにも注意が必要です。

いわゆるCEO詐欺やビジネスメール詐欺と呼ばれる手口です。

たとえば、
社長や役員を名乗って、
経理担当者や管理部門に対して、
急ぎの送金や支払いを指示するようなケースがあります。

また、

・この件は急ぎで対応してほしい
・他の人にはまだ共有しないでほしい
・取引先への支払いを先に進めてほしい
・振込先を変更してほしい

といった形で、
担当者に考える時間を与えないようにすることがあります。

経営者や上司の名前で届くと、
確認しにくいと感じることもあります。

しかし、金銭に関わる依頼や、
通常と違う指示があった場合は、
必ず別の手段で確認することが重要です。

送信者名だけで判断しない

メールを見るときに、
まず注意したいのが送信者名です。

メール画面には、
会社名、担当者名、経理部、サポート窓口など、
本物らしい名前が表示されることがあります。

しかし、送信者名は、
本物らしく見せかけることができます。

そのため、
表示されている名前だけで安全と判断するのは危険です。

確認したいのは、
実際のメールアドレスやドメインです。

取引先を名乗っているのに、
メールアドレスのドメインが普段と違う場合は注意が必要です。

メールアドレスとリンク先を確認する

なりすましメールを見抜くうえで、
メールアドレスとリンク先の確認は重要です。

たとえば、

・文字が一文字だけ違う
・見慣れないドメインになっている
・フリーメールから届いている
・普段と違う送信元から届いている

といった場合は注意が必要です。

また、本文中のリンクにも注意しましょう。

「ログインはこちら」
「請求書を確認する」
「アカウントを更新する」
といった表示でも、
実際のリンク先が偽サイトになっていることがあります。

ID、パスワード、認証コード、支払い情報などを求められる場合は、
メール内のリンクからではなく、
ブックマークや公式サイトからアクセスする方が安全です。

添付ファイルをすぐに開かない

なりすましメールでは、
添付ファイルを開かせようとするケースもあります。

たとえば、

・請求書
・見積書
・注文書
・契約書
・納品書

などに見せかけたファイルです。

業務でよく使う名前のファイルほど、
自然に見えてしまうことがあります。

しかし、添付ファイルには、
不正なプログラムや悪意ある仕組みが含まれている可能性があります。

差出人に心当たりがない場合や、
普段と違う文面で添付ファイルが送られてきた場合は、
すぐに開かず、送信元に確認しましょう。

急がせる内容ほど立ち止まる

なりすましメールでよく使われるのが、
受信者を急がせる表現です。

たとえば、

・本日中に対応してください
・至急確認してください
・支払い期限が過ぎています
・アカウントが停止されます
・すぐに承認してください

といった文面です。

急がされると、
普段なら確認するはずのことを省略してしまうことがあります。

特に、
振込、振込先変更、ログイン情報の入力、添付ファイルの確認などが関わる場合は注意が必要です。

急ぎのメールほど、
一度立ち止まって確認することが大切です。

迷ったら別経路で確認する

判断に迷った場合は、
メールに返信するだけで確認しない方が安全です。

もしそのメール自体がなりすましであれば、
返信しても相手は攻撃者かもしれません。

確認する場合は、
普段使っている電話番号、チャット、過去の正しいメールアドレスなど、
別の経路を使うことが重要です。

特に、

・振込先変更
・支払い依頼
・ログイン情報の入力
・認証コードの共有
・重要ファイルの送付

などが関わる場合は、
別経路で確認するルールを決めておくと安心です。

社内で相談しやすい流れを作る

なりすましメール対策では、
個人の注意だけに頼らないことも重要です。

怪しいメールを受け取ったときに、
社内で相談しやすい流れを作っておくと、
早めに気づきやすくなります。

たとえば、

・怪しいメールの相談先を決める
・同じメールが他の社員にも届いていないか確認する
・振込先変更は必ず別経路で確認する
・開いてしまった場合の連絡先を決める

といった方法です。

「開いてしまったら怒られる」
という雰囲気があると、
報告が遅れることがあります。

大切なのは、
ミスを責めることではなく、
早く気づいて被害を広げないことです。

まず押さえたいポイント

なりすましメールを見抜くためには、
次の5つを意識すると整理しやすくなります。

①送信者名だけで判断しない
②メールアドレスとリンク先を確認する
③添付ファイルをすぐに開かない
④急がせる内容ほど立ち止まる
⑤迷ったら別経路で確認する

この5つを押さえるだけでも、
なりすましメールによる被害を減らしやすくなります。

特に、CEO詐欺のように、
経営者や上司を装った指示には注意が必要です。

金銭に関わる依頼や通常と違う指示は、
必ず確認する習慣を持ちましょう。

まとめ

なりすましメールは、
中小企業でも身近なリスクです。

文章や見た目が自然でも、
本物のメールとは限りません。

送信者名、メールアドレス、リンク先、添付ファイル、
急がせる表現などを確認することが大切です。

また、最近は経営者や役員を装ったCEO詐欺にも注意が必要です。

判断に迷った場合は、
メール内のリンクや返信だけで対応せず、
電話やチャットなど別の経路で確認しましょう。

なりすましメール対策は、
個人の注意だけでなく、
社内で相談しやすい流れや確認ルールと組み合わせて進めることが重要です。

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